政府は、4月7日、東京都など新型コロナウイルス感染が深刻な7都府県を対象とし
た緊急事態宣言を発令した。
福井県においても、感染者が連続して発生しており、同日、「緊急事態宣言直前」の
状況であることを発表したところであるが、その後も感染が継続し、先般は医療機関に
おける感染も発生するなど、予断を許さない状況が続いている。
これ以上の感染拡大は、深刻な医療危機を招きかねず、県民一人ひとりが、自らの行
動を今一度、見直す必要がある。人と人の接触機会を極力減らすため、外出や会合・会
食の自粛、他県との往来の自粛を徹底し、新型コロナを「うつさない ・ うつらない」
よう行動することが極めて重要である。
一致協力して感染拡大を防止するため、本日、「福井県緊急事態宣言」を発する。
あわせて、以下の「新型コロナウイルス感染症総合対策」(別添)を実施し、感染拡
大の防止、医療提供体制の強化、緊急経済対策に全力で取り組む。
1 感染拡大の防止
・「県民行動指針」の改定・延長(5月6日まで) ほか
2 医療提供体制の充実・強化
・検査体制の強化、病床・宿泊療養施設等の確保 ほか
3 経済雇用対策・生活支援対策
・県雇用維持緊急助成金の創設、生活福祉資金の貸付 ほか
一人ひとりの「自制と忍耐」を必要とする極めて厳しい時期が続くが、県民一丸とな
って、この未曽有の危機を乗り越えていきたい。
みなさま のご理解とご協力をお願いする。
令和2年4月14日
福井県知事 杉本 達治